第114回勉強会「旧耐震マンションの終活について」
2025-08-28
旧耐震基準のマンションは100万戸以上あり、耐震補強工事が行われたのは約6%にとどまっています。長期修繕計画で耐震補強工事を想定しておらず、耐震補強工事実施のための修繕積立金の値上げどころか、設備等の更新工事のために、 現在の資金計画でも赤字のマンションが多いのが実態です。また、耐震補強工事が設計上、バルコニーに補強ブレス設置が必要で、 眺望が悪化するために、該当住戸での反対者が多く、工事費が高額なために借入をしても、その返済原資のための修繕積立金の値上げが困難なため、耐震補強工事が実施できないマンションが多数存在します。そういったマンションをどう再生するかその手法について考えます。