片岡 浩(理事)

マンション管理士

私が何ゆえにコミ研に入会したかと言いますと、マンション内外の人達とはどのような方法で意思疎通を諮るのが一番良いかのヒントが得られるのではないか? と言う思いでした。と、申しますのも私が住むマンションで最初の役員になった時、その当時の理事長はかなり辣腕の持ち主で、業界でもある面でよく知られた人物であったそうです。彼の信条はある仕事を業者に任せる時、業者はごまかすもの、手抜きをするものという見方でしか他人が行う仕事を見られないような人でした。聞けば戦後何も無い裸一貫から、現在の地位を築き上たそうです。その事業を拡大する過程で、何度も煮え湯を飲まされるようなことがあったからだと思います。

しかしながら、私に言わせれば仕事を行う上で、お互いに信頼しあいながら行えないのならば最良の仕事はできない、と思います。また、お互いが不信感を持ったままでは、仕事が楽しくなるはずがありません。このような思いがありましたので、いろいろなセミナーに参加してみましたけれど、このコミ研が何かヒントを与えてくれるのではないかと思い、入会しました。既に5年が過ぎました。私は30年間ほど大手の清涼飲料会社のエンジニアとして、全国を飛び回っていました。退職してからはマンション管理に興味を持ち、理事長として、またマンション管理士としていろいろな仕事に従事してまいりました。主な仕事の経験は下記のとおりです。

  1.  大規模改修工事の実施
  2. 長期修繕計画の見直しと作成
  3. 長期滞納者の裁判による解決
  4. 管理組合の法人化
  5. 駐輪場の新設
  6. 専用使用権付駐車場の使用料の値上げ
  7. 専有部分工事に関するガイドラインの作成
  8. 管理規約の国交省監修の標準管理規約に準拠した規約改正