みんなのコラム ~ 飯田太郎 2010年9月3日(金) ~
男がお荷物になる時代のマンション・コミュニティ
私は、マンション・コミュニティ研究会が女性中心の運営体制であることは大変意味のあることだと思います。
以下、その理由を簡単に書きます。
マンションは家庭の集合体であるのに、ほとんどのマンションの管理組合で役員の大半は男性です。この男性中心で取り仕切られている管理の仕組みが、高齢社会の進行とともに、ただでさえ脆弱なマンション・コミュニティをさらに弱体化させ、マンション生活全体に様々な悪影響を及ぼすのではないかと危惧しています。
第1回勉強会の廣田さんのレポートでも明らかなように、高齢社会が進行するなかで発生している問題の多くは男性に係わることです。平均寿命が女性と男性は約7歳の開きがあり、女性の高齢独居者は男性の3倍もいるのに、孤独死をするのは男性が圧倒的に多くなっています。 
近頃、江東区が行った孤独死を防ぐためのセミナーの講師も、男性の独居高齢者はすべて見守りの対象とする必要があると言っていました。
急速な高齢化の進行が様々な社会的不安を引き呼んでいますが、少なくとも日本の場合、高齢化に伴う問題の多くは男社会で起きているように思います。高齢男性が社会から取り残されつつある、これが日本の高齢社会の姿です。
ひと頃、「濡れ落ち葉」化したり熟年離婚される夫が話題になりましたが、家庭のなかだけでなく、家庭の集合体であるマンションでも高齢男性がお荷物になる可能性が増えているということではないでしょうか。
女性に比べて男性がお荷物になりやすい理由は、脳の仕組みから説明することもできるようです。つまり女脳と男脳の違いです。
脳科学の専門家によれば、女脳には妊娠・出産に由来するリズム性があり、専門化や特殊化はあまり進まないものの、どのような変化にも柔軟に対応できる弾力性があるということです。
一方、男性はリズム性を必要としないため、男脳は専門化や特殊化が進む半面、思考が硬直する傾向があり、状況変化に対応できずに自殺や自閉症に追い込まれることになりやすいそうです。






